「黒豆茶の美味しい淹れ方は?」「黒豆茶は、1日にどのくらい飲んだらいいの?」こういった黒豆茶の淹れ方や飲み方について、よくご質問をいただきます。
黒豆茶を購入いただくお客様は、黒豆茶に溶け出すポリフェノールを摂取したいという方が多いと思いますが、美味しく、さらにポリフェノールを効率よく抽出するためには、実は重要なポイントがあります。しかし、それはたったひと手間をかけるだけの簡単な方法です。
今回は、黒豆茶の基本的な淹れ方のコツに加えて、ポリフェノールなど黒豆の栄養を効果的に摂取できる飲み方についても、ご紹介させていただきます。
黒豆茶の基本的な淹れ方
まずは、黒豆茶の基本的な淹れ方について解説いたします。当店の黒豆茶は炒り黒豆タイプですので、解説するのは炒り黒豆タイプの美味しい淹れ方になります。
1.丹波炒り黒豆を5~7粒お湯呑みに入れて熱湯を注ぎます。
2.蓋をして2~3分待ちます。カップラーメンと同じ感覚でよいと思います。
3.黒豆の甘味と黒豆の色素であるポリフェノールがお湯に溶け出しています。軽くお湯呑みを振っていただくと、より綺麗な紫色に染まった黒豆茶の完成です。
4.できれば蓋を開けてから、もう2、3分待って、50~60℃くらいまで冷ましてからお召し上がりください。
5.黒豆茶を飲み干した後、残った黒豆はブドウ豆のように膨らんでいます。ゆっくり、しっかりと噛んで残さずお召し上がりください
黒豆茶を美味しく淹れるコツはたったこれだけ
美味しくするには、蓋をして蒸らすこと
黒豆茶の基本的o淹れ方を解説させていただきましたが、美味しく淹れるコツにお気づきになられましたでしょうか?
黒豆茶の淹れ方の中で、「お湯を注いだ後、2,3分蓋をする」と書きましたが、これが黒豆茶を美味しく淹れるコツなのです。たったこれだけのことで、黒豆を蒸らすことが出来、黒豆の甘味やポリフェノールがより多くお湯に溶け出す効果を得ることができます。
ごくたまにお客様からポリフェノールがうまく抽出できない(お湯が紫色にならない)とご質問をいただきますが、お湯呑みに蓋をしていただくことをアドバイスさせていただくと、たいていの場合、この方法で解決します。
お湯呑みに蓋をする。たったこれだけのことで、黒豆茶は美味しく、そしてポリフェノールも効率よく摂取できるのです。
黒豆茶をヘルシーな飲み方はたったこれだけ
50~60℃の温度で飲む
「黒豆茶の味が薄い気がする」
これもごくたまにご意見をいただくのですが、当店では黒豆茶は白湯に近い飲み物だとご説明させていただいております。
当店の黒豆茶は炒った黒豆にお湯を注ぎますが、味は黒豆の自然の甘味がほんのりとお湯に溶け出す程度です。ですので人工的な濃い味は出ないと思っていただければと思います。
しかし純粋に、自然の黒豆の甘味をお茶として楽しみたい方、自然の食を大事に考えた薬膳茶をお求めての方には、当店のような炒り豆タイプの黒豆茶が向いているといえると思います。
さて、ここで黒豆茶をヘルシーに飲んでいただくコツ、飲み方をひとつ紹介します。
私は黒豆茶は白湯に近い飲み物だと申し上げましたが、その効能についても白湯に近いものだとご説明さしあげていて、50~60℃程度の温度で飲んでいただく事をおすすめしています。
白湯を飲む健康法はインドの考え方にアーユルヴェーダというものがあり、メリットがたくさんあるといわれています。適度に温かい黒豆茶は内臓を温めて、冷えや代謝をよくしてくれます。
黒豆茶を白湯のように飲んでいただくそのタイミングや、飲み方については、下記記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご参考ください。
【白湯代わりに黒豆茶を飲もう。白湯にはないメリットや効果を解説】
他にも黒豆茶の飲み方のたったこれだけ
栄養を摂る為にはこまめに飲む
「黒豆茶はいつどのくらい飲んだらいいですか?」これもよくご質問をいただきます。黒豆茶のポリフェノールをたくさん摂取したいという方も多いですが、一度にたくさんの黒豆茶を飲んでも決して効率的とはいえません。
一度にたくさん飲んでも効果が得られないどころか、ポリフェノールの体内での持続時間はわずか3、4時間といわれています。
つまり、ポリフェノールは、1度にたくさん飲むのではなくて、こまめに飲むのが効率的。1度摂取したら、また、3、4時間後に摂取するというのが理想的です。
そのため当店では、1日3度(朝昼晩)の食事の時に飲んでいただく。もしくは、15時の休憩時間や寝る前に少量ずつ飲んでいただくのを習慣化していただくのをおすすめしています。
そもそも黒豆ポリフェノールって何?という方や、その効能については詳しく、【黒豆ポリフェノールについて】で解説していますので、ぜひ、ご参考ください
黒豆茶は、一度にたくさん煮出して、それをストックすることもできます。ただ、当店ではできるかぎり、その時、飲む分だけの黒豆茶を作って飲んでいただくことをおススメしています。
飲む分だけの黒豆茶を作りますので、新鮮ですし、何より黒豆を無駄に使用することがありません。
最後に、黒豆茶の飲み方でおすすめしているのが、飲んだ後の黒豆を食べていただくということです。
黒豆の栄養は全てお茶に溶け出しているわけではないです。
黒豆ポリフェノールは水溶性といって水に溶ける栄養素ですが、たとえば、黒豆に含まれるビタミンEもポリフェノール同様、抗酸化作用があるビタミンですが、こちらは脂溶性のため水には溶けにくいです。
そのため、黒豆ポリフェノールを飲んだ後の出がらしの黒豆は、ぜひ食べていただく事をおすすめします。黒豆は、非常に良質のたんぱく源でもあり、食物繊維も豊富です。栄養価的にもおススメですし、1粒1粒をよく噛んで食べていただくことで、腹持ちもよくダイエットにも最適です。
特に糖質を摂りすぎている方は、摂りすぎている糖質を黒豆に変えてみることで、体質改善も期待できます。
ただし、黒豆も食べ過ぎはよくありません。黒豆1粒でもよく噛んで食べる事で、満腹感を得ることができますので、少量を召し上がってください。そういう意味でも、黒豆茶で使用する炒り黒豆は5~7粒程度。ちょうど適量かもしれません。
黒豆茶で劇的なダイエットとはいかないかもしれませんが、太っている方の多くは糖質を摂りすぎている傾向があります。まず摂りすぎている糖質をたんぱく質に置き換えるというのは、意味があることだと考えます。黒豆茶ダイエットについては、下記記事で詳しく解説していますので、ご参考ください。
【食べる黒豆茶ダイエットは、食べる量をコントロールできない人におすすめ】
淹れ方をマスターして美味しい黒豆茶を飲もう
いかがでしたでしょうか?黒豆茶を美味しく飲むための淹れ方について解説しました。淹れるときに蓋をして待つだけ。たったそれだけで美味しい黒豆茶を淹れることができることがお分かりいただけたかと思います。
また、黒豆茶は、気軽にお茶からポリフェノールを摂取できるのが魅力でありますが、黒豆にはポリフェノールの他にも豊富な栄養素が含まれています。全ての栄養素をお茶から摂取することは難しいことから、飲んだ後の黒豆を食べることで、より黒豆茶の栄養素を享受することができます。
市販の黒豆茶は、ティーバッグタイプの黒豆茶が多いと思いますが、炒り黒豆タイプの黒豆茶を選ぶメリットは上記紹介させていただいたとおり多いです。できれば、当店の炒り黒豆タイプの黒豆茶をぜひ、試してみてください。