どこの産地がいい?黒豆茶は丹波産を選べば間違いなし。ただし一番大事なのは品質

京都丹波と兵庫丹波

黒豆茶を買う時、「どこの産地の黒豆茶を買うのがよいだろう?」と迷われる方も多いかと思います。今では色々な産地で黒豆茶は作られるようになりましたが、黒豆茶の産地を考えるなら、できれば、黒豆の本場である京都・丹波産の黒豆茶を選んでみてください。

特に、炒り豆タイプの黒豆茶を選ばれる場合、京都・丹波産の黒豆なら、お湯を注ぐと「ぶとう豆」といわれるほど、大きく膨らむのが、京都・丹波産の黒豆でお茶として飲んだ後、食べる場合や、黒豆ご飯を作って楽しむ場合、粒の大きさや食感が違うのを感じていただけると思います。

「でも、丹波って、兵庫県の篠山のことなのでは?」

という方もいらっしゃると思います。いえいえ、京都丹波も、立派な本場・丹波であります。今日は、黒豆の本場について語ってみようと思います。

京都・丹波産の黒豆茶がおすすめである理由

本場・丹波産とは、どこの産地を指しているか?

黒豆の本場は丹波といわれますが、一口に丹波といっても、

  • 京都・丹波が本場です
  • 兵庫・丹波篠山が本場です

と書かれていたり、京都と兵庫、どちらにも丹波があるので迷われる方が多いかと思います。

当店では、どちらの黒豆も取扱いしておりますが、正解として、京都も兵庫もどちらも「本場・丹波」であるとしています。

よく、京都と兵庫の丹波は別だと思われる方もいらっしゃいますが、地図をみていただくとよくわかるのですが、京都丹波と兵庫丹波はつながっています。この地域を丹波地方といい、どちらも、本場・丹波です。

京都丹波と兵庫丹波
もう一度確認してみてください

当店は、京都丹波で創業しておりますので、京都丹波産の黒豆を中心に皆様へ本場丹波産の黒豆茶をお届けしておりますが、兵庫丹波も近いので兵庫丹波篠山の黒豆のお取扱いもさせていただいています。もちろん、どちらも本場・丹波産の黒豆茶です。

京都丹波産の黒豆茶はブランドである

丹波産の黒豆茶の中でも、私が京都丹波産の黒豆茶をおすすめする理由。

上記にも書かせていただいたとおり、私たちの地元が京都丹波であることももちろんありますが、京都丹波の黒豆は、京都では大変なブランドなのです。

たとえば、皆様にもわかりやすくいうと、観光客の方にも人気のスポット「錦市場」。京の台所といわれるところですが、お正月用の京都丹波の黒豆が、250g2000円(価格はその年の収穫で変動します)といったお値段で販売されていたりします。また、丹波産の黒豆の中でも、粒の大きさによって価格が異なり、一般的に大粒の黒豆は非常に高価です。

また、京都にはもともと高級料亭が多く存在し、問屋がそこに黒豆を納めていた歴史があります。とある黒豆問屋は黒豆は京都丹波産の黒豆しか仕入れないといったほど、京都丹波産の黒豆はもともと非常に品質がよいことで知られています。

私からすれば、京都丹波と兵庫篠山はどちらも本場であると思うわけですが、このように歴史をみてると、京都には京都ならではの歴史的背景があり、品質の良い黒豆をブランドとして育ててきたことがわかります。

ただ、作り手が高齢化して年々黒豆の収穫量は減っているのと、黒豆枝豆で販売されるケースも増えてきたため、大粒の京都丹波の黒豆を手に入れるのは非常に難しくなってきています。

それだけ、京都丹波産の黒豆茶は希少といえますし、京都では大変なブランドとして認知されています。

他県で作った丹波黒豆もあります

丹波黒豆には、本当に丹波で作った黒豆と、丹波黒豆を〇〇県で栽培して丹波黒豆と書いているケースがあります。

今まで本場丹波について熱く語ってきていうのもなんですが、どの産地で作っていても私は品質がよいものであればいいと思うのです。

しかし、価格は別です。

同じ品質であれば、本場・丹波産の黒豆は他県で作られた黒豆よりも高い傾向があります。同じ値段であるなら、本場・丹波産の黒豆茶を購入いただければと思います。

京都丹波産の産地証明を取得しています

黒豆の産地証明サンプル
黒豆の産地証明

黒豆の収穫は年に1度だけ。非常に希少価値の高い黒豆を、当店は黒豆茶に加工して、皆様へお届けさせていただいております。

粒は不揃いではございますが、多くは、お正月の黒豆としても十分通用する大粒の黒豆を惜しげもなく黒豆茶に使用しているのが、当店の特徴です。

食品は、お客様の口に入るものですし、また、「健康の為に」と購入いただくお客様が多いですので、黒豆は京都・丹波産を全て本場・丹波産の黒豆を使用。産地証明書は京都丹波のものを取得し、お客様へ公開させていただいております。

「品質はお客様への最低期限のお約束」

皆様へ、地元丹波の本物を適正価格でお届けさせていただきたいとの考えで、できる限り京都丹波の黒豆にこだわった黒豆茶作りをさせていただいております。

京都丹波の黒豆茶の中でも、炒り豆タイプを選ぼう

今では多くの会社から黒豆茶は販売されています。中でもティーバッグの黒豆茶は丹波産も多く出回っていると思います。もちろん、ティーバッグの黒豆茶もよいところはありますが、価格の価値でいうと、炒り豆タイプの黒豆茶がよい豆を使っている可能性が高い。

なぜなら、ティーバックは、黒豆を粉々に砕きます。そのため、どんな粒の豆を使用しているのかは、どんな品質なのか、正直わかりません。

ですから、いくら本場・丹波産の黒豆を使っていますといっても、品質がよくないのであればそれは意味がありませんね。

その点、炒り豆タイプは、黒豆をそのまま炒っていますので、粒の大きさを見れば、その価値がわかります。一般的には大粒の黒豆の方が値段が高いです。

「小粒の方が栄養が・・・」という宣伝もよく見ますが、本場丹波の黒豆がやはり高いですし、その中でも大粒の黒豆は価値があります。(黒豆屋の私個人の見解です)

少なくとも当店は、京都丹波の大粒の価値ある黒豆を惜しむことなく、黒豆茶に厳選使用しているのが、最大の特徴です。

良い品質の黒豆茶をお届けしたい。その思いでずっと作らせていただいているので、よろしければ一度当店の黒豆茶、ご利用くだされば幸いです。黒豆茶の選び方については、下記に詳しく解説していますので、ぜひご参考ください。

>>失敗しない黒豆茶の選び方を黒豆専門店が解説。おすすめは炒り黒豆タイプ

黒豆茶は丹波産を選べば間違いないが、一番大事なのは品質

いかがでしたでしょうか?

今では色々な産地の黒豆茶が販売されていますが、できれば黒豆の本場・丹波産黒豆を使った黒豆茶を選んでみてください。本場・丹波というのは、京都丹波でもあり、兵庫丹波篠山どちらも本場・丹波といえます。(京都と兵庫が、私が本場だと競っているだけで、実際、どちらも本場・丹波といえます)そこに大きな違いはないと私は思っています。

産地よりは、むしろ、品質のほうが大事です。黒豆茶はそれほど高価なものではありません。それだけに品質にはこだわってみてもよいと私は考えます。