黒豆茶は、薬ではありませんので、便秘を治せるとはいえませんが、黒豆茶で便秘体質を改善したいというお客様はとても多く、当店の黒豆茶アンケートをみても、購入目的にあげていらっしゃる方が非常に多いことがわかります。
【黒豆茶とは。購入を検討されている方へ、黒豆茶の全て(ご利用アンケート)】
黒豆は食物繊維が豊富な食品で、食物繊維で腸内環境を整えたいという方が多いかと思いますが、実は、それ以上に、腸を動かすということに意識を置いてみるとよいと思います。
今回は、便秘に悩まれる方でもどのようなタイプの方に黒豆茶がおすすめなのかについてのヒントや活用法を詳しく解説してみたいと思います。
黒豆茶で便秘解消できる?朝、腸を動かす重要性。
便秘に悩んでいる人は腸が動いていない
便秘で悩んでいる方の多くが、実は腸が動いていないという事実があります。
食べたものは、口に入って消化して、最後便として排出されるわけですが、それまで約24時間かかるといわれています。消化された食べ物を腸で栄養吸収し、カスを便として排出するわけです。
腸が活発に動いていないと、蠕動運動(すなわち腸が動いてポンプのように、便を直腸へ送り出す力)が機能せず、結果、便が24時間たっても排出されず、体に溜まった状態になる。
ですから、便秘に悩んでおられる方は、腸内環境を整えるということはもちろん大事なのですが、そもそも腸を動かすことがとても大事なことです。
便意を最も感じる時間帯は朝
腸は自律神経と深い関わりがあります。日中は緊張感の中で、仕事や勉強をして通常なら交感神経が優位になっています。この時、腸は抑制された状態です。
一方で夜は、仕事や勉強から解放されてリラックスする時間帯です。自律神経は、副交感神経が優位となり、この時、腸は促進されます。
このようなリズムが、朝の便意につながりやすく、もっとも便意を感じる時間帯は朝だといわれます。しかし、実際は、朝起きて間もない時には、腸はまだ動いていない状態であることも多いです。
黒豆茶を目覚めの一杯に飲もう
眠っている腸を起こすために、温かいノンカフェインの黒豆茶を飲んで、腸を優しく刺激してあげましょう。冷えは万病の元といわれますが、冷えは便秘にも大敵です。腸を温めるだけでも、黒豆茶を飲む価値はあります。
薬膳の世界では、黒豆の黒は陽の食品で、体を温めるといわれています。黒は腎を補う食品としても知られていて、主に臓器を温め水や血液の巡りをよくするとされています。
腸が温まれば、腸の動きも活発になり蠕動運動が進みます。腸が冷えている方は、下記のことを試してみてください。
- 黒豆茶を白湯程度の温度に冷まして飲んでください
- 少しずつ飲むのではなく、ぐいっと飲むほうが効果的
- 朝起きて15分以内くらいに飲んでください
特に朝は体温が一番下がる時間帯ですので、温かい黒豆茶を飲むことは有効です。
朝、起きた時に腸を動かすために、水を飲む方もいらっしゃると思いますが、腸を冷やさないという意味でも、私は白湯や温かい黒豆茶を飲>>とをおすすめいたします。黒豆茶は白湯に似た飲み方ができる飲み物です。下記の記事では、黒豆茶を白湯のように飲む方法について詳しく解説していますので、ご参考ください。
食物繊維の種類と黒豆の食物繊維
日本人は食物繊維が不足している
次に、腸内環境を整えるための栄養素、食物繊維についてです。黒豆には食物繊維が豊富に含まれていますので、便秘解消のアイテムに期待される方も多いです。
実際、食物繊維は、善玉菌の最高のエサになり、腸内環境を整えるためには、習慣的に食物繊維を摂ることがとても大切です。
日本人の食事摂取基準(厚生労働省)の統計によると、日本人は総じて食物繊維の摂取量が不足しています。1950年代には1日20g以上摂取できていた食物繊維が、今では平均14g程度しか摂取できていないことがわかっています。
食物繊維は、今や第6の栄養素ともいわれ、豆類は食物繊維が豊富な食品として世界でも注目されています。もちろん、便秘解消にも食物繊維を積極的に摂ることはおすすめです。
食物繊維は2種類ある
しかし、食物繊維が便秘によいというだけで、なんでもかんでも摂ればよいという話ではありません。食物繊維には種類があり、水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維の2種類があります。ここでは、食物繊維の種類について解説します。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は、書いて字のごとく、水に溶けにくい食物繊維です。便を出すには、ある程度の便のかさが必要です。
不溶性食物繊維は、水分を吸収して膨らみます。便量のかさを増やして、腸壁を刺激し、腸のぜん動運動を促す働きがあります。野菜や豆類などに多く含まれていて、黒豆には、この不溶性食物繊維が豊富に含まれています。
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は、水に溶ける食物繊維で、便をジェル状に柔らかくするといった役割があります。便が固くなかなか排出されない場合、この水溶性食物繊維によって便は柔らかくなり排出しやすくなります。また余分なコレステロールをからめとり、便として排出する役割があります。
このように食物繊維は2種類ありますが、
不溶性食物繊維2:水溶性食物繊維1
の割合で摂るのが理想だといわれています。
黒豆茶で食物繊維を摂取したらよい方
黒豆に多いのは不溶性食物繊維ですので、特に不溶性食物繊維を摂取したい方におススメです。
- 普段の食事量(食物繊維量)が減ってきている方
- ダイエットしていて食事量が少ない方
- 便の回数が少ない方
こういった、そもそも便のかさが不足していると考えられる方には、黒豆がおススメです。
ただし、黒豆に含まれる不溶性食物繊維は、水には溶けませんので、黒豆茶で食物繊維を摂取したい方は、飲んだ後黒豆を食べられるタイプの黒豆茶を選んでください。
もうひとつ。不溶性食物繊維は水分を吸収して膨らみますので、水分を一緒に摂ることも有効です。そういう意味でも、食べられる黒豆茶はおすすめ。
手順としては
- 黒豆にお湯を注ぎ、黒豆茶を作ります
- ポリフェノールが抽出された後の黒豆を食べます。黒豆は、大きく膨らみ柔らかくなっていますので、ゆっくりと時間をかけてよく噛んで食べます
- そのあと、黒豆茶を飲み干してください
の順番で黒豆茶をご利用いただくと、食物繊維を有効に摂取できるかと思います。
黒豆茶の食物繊維を摂取してはダメな方
ただし、頑固な便秘に悩んでいらっしゃる方で、もともと便が硬いタイプの方は、不溶性食物繊維の摂りすぎは、余計に便が硬くなり、便秘が悪化してしまう可能性がありますので、摂りすぎに注意が必要です。
必ずお医者様に相談のうえ、ご利用ください。(逆に水溶性食物繊維の摂りすぎがダメなタイプの便秘もあります)
便秘に悩んでいるわけではないが、日ごろから腸内環境を整えることを心がけたいという方は、上述したとおり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の割合が2:1のバランスで摂取を心がけてみてください。
他にもある。腸内環境を整える黒豆の栄養素
黒豆には食物繊維の他にも、腸内環境を整えるうえで、嬉しい栄養素が含まれています。ここでは、他の栄養素についても、少し説明してみます。
マグネシウム
黒豆茶はミネラルが豊富に含まれています。ミネラルのひとつ、マグネシウムは、便秘薬や下剤などにも酸化マグネシウムが入っていることからもわかるように、便をやわらかくする作用があります。
ただ、薬で大量に摂取すると、マグネシウムの摂りすぎになりますし、できれば食品から自然な形で摂取したいものです。黒豆茶は食物繊維に加えて、マグネシウムも摂取できることも便秘に悩んでいる方におすすめだといえます。
大豆オリゴ糖
オリゴ糖も腸の善玉菌のエサになりますので、腸内環境を整える意味で嬉しい栄養素です。
オリゴ糖にもたくさんの種類がありますが、代表的なものとして
- 大豆オリゴ糖
- フラクトオリゴ糖
- ガラクトオリゴ糖
- ラフィノース
などがあります。
この中で、小腸で吸収されず大腸まで届くのが難消化性のオリゴ糖で、黒豆の大豆オリゴ糖は難消化性です。
食物繊維や、オリゴ糖は大腸まで届き、腸内細菌(善玉菌)のエサになりますので、腸内の状態を良好に保つために積極的に摂取したい栄養素です
驚くほど多い黒豆茶で便秘体質を解消された方の声
黒豆茶を採り入れた、食生活の改善、生活リズムの見直しなど皆様が努力された結果、多くの方が便秘解消を実感されたと感想をたくさんいただいています。ご感想の一部ですが、下記にご紹介させていただきます。
先日初めて購入しました。香も味もとても良く、朝・昼・夕食+小腹が減った時に愛飲しています。(飲みすぎ?)飲み始めて二週間たったころから、便通も良くなり、便秘が改善されうれしい限りです。丹波黒豆茶、私にとってかかせない1品となりました。
(東京都 よっちゃん様)
コーヒーが大好きで良く飲みますが コーヒー気分ではない時 黒豆茶を飲みます。黒豆茶飲むとなぜかほっとします。 黒豆もボリボリ食べてます。もともと便秘症ではないんですがさらにすっきりって感じです。
(埼玉県 kintsuma様)
初めての黒豆茶でしたけど、とても飲みやすくて、香りもよくて、体も温まりました。酷い便秘が少し解消しましたよ。
(大阪府 ちはる様)
初めて注文してからとても気に入っており、家族みんなで食べています。便秘がちでしたが最近スムーズな感じです!
(東京都 シャーオ様)
個人のご感想になりますが「黒豆茶を飲むとホッとする。」、「黒豆茶で体も温まりました。」こういったお声にヒントやキーワードが隠されているかと思います。
黒豆茶で便秘解消できるの?はい、体質改善におすすめです
いかがでしたでしょうか?黒豆茶の特定の栄養素で便秘解消できるとはいえません。しかしながら、実際に当店の黒豆茶で体質改善に努め、便秘解消につながったという方が非常に多いことがわかりました。
ノンカフェインでもある黒豆茶は刺激も少なく、白湯を飲むように朝飲むことを習慣化していただくことで、腸の蠕動運動を促すことができると思います。
また、黒豆に含まれる食物繊維は、腸内環境を整えたり、排便を促したり便秘解消には欠かせない栄養素であることに変わりありません。ミネラルも含めて腸に優しい栄養素が黒豆には豊富であるとは言えると思います。
ただし、黒豆に豊富な食物繊維は不溶性で水には溶けません。当店の飲んだ後に食べられる黒豆茶をぜひ一度お試しください。