黒豆の効能は?創業20年の黒豆専門店がおすすめする栄養素4つ

丹波の黒豆

当店は、創業20年の黒豆健康ドリンクの専門店です。創業当時はそれほど黒豆が健康に良いと騒がれていたわけではありませんでした。当時、私の父がお医者様から、

「せっかく栄養価の高い黒豆の産地に住んでいるのだから、栄養バランスが採れた黒豆を食生活に採り入れてみなさい。」

というアドバイスをいただいたのがきっかけで、当店は創業しました^^

その後、黒豆がダイエットに良いとか、黒豆は健康に良いとか、ちょっとしたブームになったこともありました。確かに黒豆は栄養価が非常に豊富です。しかし、黒豆を日々の食生活に採り入れるメリットは本当のところはどうなのでしょうか?

今日は黒豆屋である私が、黒豆に含まれる栄養素を徹底解説し、おすすめポイントをご紹介したいと思います。

黒豆の栄養素をまとめて解説します

では、まずざっと黒豆の健康パワーといわれる代表的な栄養素について整理してみます。黒豆は1粒にギュッと豊富な栄養素がつまっています。

必須アミノ酸を含む良質の植物性たんぱく

後で説明しますが、黒豆を含む大豆のよいところのひとつに、良質のたんぱく質を含んでいるという点をあげたいと思います。

たんぱく質は最終的にアミノ酸として体内に採り入れられますが、人が体内では作れないのが必須アミノ酸があり、これは食べ物から摂取しなければなりません。必須アミノ酸をバランスよく含んでいる植物性のたんぱく源が大豆です。

黒豆独特のポリフェノール。アントシアニンが豊富

大豆の中でも黒豆だけがもつ黒色素。これがポリフェノールのアントシアニンです。ポリフェノールは、体内の細胞を錆びさせる活性酸素を抑制する抗酸化作用があるといわれ、今注目の栄養素です。

当店の黒豆製品でいえば黒豆茶は、お茶から気軽にポリフェノールを摂取できると大変人気があります。

女性に欠かせないイソフラボンが豊富

また、女性ホルモンと似た構造・働きがあるといわれる大豆イソフラボンも有名なポリフェノールのひとつです。

女性は40代から急激に女性ホルモンの分泌が減ってくるため、更年期障害で悩んでいらっしゃる方もいらっしゃると思います。

更年期障害で悩んでいらっしゃる方、またその予防として大豆イソフラボンの豊富な黒豆製品をお求めくださる方も多いです。

ビタミンE、ビタミンB1、2などビタミン類も豊富

若返りのビタミンといわれるビタミンE。このビタミンEもポリフェノールと同様、抗酸化作用があるといわれています。また糖質をエネルギーに変えたり、脂質をエネルギーに変えるために必要なビタミンB1,B2も含まれています。

飽食の時代、糖質、脂質といった栄養素は、私たちはじゅうぶんに摂取できているといわれていますが、むしろこうした栄養素を体内でスムーズに活用するためのビタミンやミネラルといった栄養素が不足しています。

ビタミンB1は常に不足している栄養素といわれていますね。

マグネシウム・カルシウム・カリウムといったミネラルが豊富

私たちはビタミンやミネラルが不足していることを上述しましたが、ミネラルは特に不足していることが指摘されています。カルシウムの不足は以前より指摘させてきましたが、加えてカリウムの不足も指摘されるようになりました。

黒豆には、カルシウムもカリウムも豊富に含まれた食品です。

カリウムは、塩分や水を排出調整する栄養素で、高血圧に悩んでいらっしゃる方や、むくみを解消したいといった方が、黒豆茶で不足しがちなカリウムを補いたい購入されるケースが多いです。

またカルシウムはご存じのとおり、骨や歯の材料となるミネラルですが、自律神経の安定にもかかわる大事なミネラルでもあります。

食物繊維、大豆オリゴ糖などが豊富

大豆には非常に豊富な食物繊維が含まれています。水溶性、不溶性どちらも含まれていますが、多いのは不溶性です。不溶性の食物繊維は、便の嵩を増やして排出するために大事な栄養素です。また腸内環境を整える大豆オリゴ糖も含まれています。

腸内環境を整えるうえで欠かせない食物繊維やオリゴ糖を含んでいるのが黒豆です。

神経伝達物質を作るレシチンが豊富

脳の神経伝達物質を作り、脳神経を活性化させるためにレシチンも含まれています。レシチンを豊富に含むのが大豆です

などなど、細かく見れは他にもたくさん栄養素がありますが、代表的な栄養素、効能について整理してみました。こうみると黒豆を含む大豆製品は、確かに健康によさそうですね。

創業20年の黒豆屋がおすすめする栄養素4つ

国が提唱する「健康日本21」でも1日100gの大豆を食べることが提言されています。黒豆も大豆の仲間で上述のような栄養素がぎゅっと1粒に詰まっていますので、積極的に日々の食生活に採り入れてほしいです。

さて、こうしたたくさんの栄養素を含む黒豆はバランスよく摂ると健康にも役立ちそうに思いますが、創業20年黒豆ドリンク専門でやってまいりました私が、中でもおすすめする黒豆で摂れる栄養素4つが下記になります。

1.黒豆ポリフェノール

なんといっても、他の大豆類にはない黒豆ポリフェノール(アントシアニン)が摂取できる点がおススメです。ポリフェノールは、色々な食品に含まれています。ですので、黒豆だけがポリフェノールを摂取する手段ではありません。

しかし例えば、黒豆茶なら、毎日のお茶を黒豆茶に変えていただくだけで、また、黒豆にお湯を注ぐだけで、ポリフェノールを簡単に摂取できます。これは、最大の魅力です。

ポリフェノールは、フィトケミカルといって、今では7大栄養素のひとつに取り上げられているくらいです。

ストレス社会を生きる私たちにとって、ポリフェノールを簡単に摂取できるというのは、黒豆茶の大きな特徴であり、おすすめする理由のひとつになります。

>>黒豆茶でポリフェノールを摂るのは理にかなっている。最大のメリットは習慣化

2.カリウム

黒豆はミネラルが大変豊富であることを解説させていただきました。当店で一番人気があるのが黒豆茶ですが、お求めになる理由にカリウムを補える点を挙げられる方が非常に多いです。

日本人は、糖質や脂質といった栄養素は十分に摂取できている一方で、こういった栄養素がうまく体で機能するために必要なミネラルについては不足しています。

現在社会では、外食が多いという方も多いかと思いますが、外食はどうしても塩分が過多になります。こうした体内での塩分調整を行ってくれるミネラルがカリウムです。

特におすすめは、黒豆茶でカリウムを補うという考え方ですが、黒豆茶でカリウムを補う方法について下記記事で紹介していますのでぜひご参考ください。

>>外食が多く塩分摂りすぎの方の黒豆茶 活用術

3.食物繊維

食物繊維は腸の健康のためには欠かせない栄養素ですが、日本人はどうしても食物繊維が不足がちです。黒豆は食物繊維が豊富ですから、食物繊維が日ごろ不足しがちの方に、毎日食物繊維を習慣化していただける黒豆製品がおすすめです。

日本人の食事摂取基準によれば、食物繊維の目標摂取量は

?男性女性
18~64歳21g以上18g以上
日本人の食事摂取基準

これに対して、平均摂取量は14g程度といわれています。あと、3~4g摂取できるように考えると、黒豆製品で補うという考え方はよいと思います。

注意しなければならないのは、食物繊維の種類。黒豆に豊富に含まれているのは、不溶性食物繊維ですが、便秘気味の方は、摂ってよい食物繊維の種類が変わってきますので、便秘だという方は、まずお医者様にご相談したうえで、ご利用いただければと思います。

黒豆茶での食物繊維の摂り方や便秘解消法についてなどは下記記事で解説していますので、ご参考ください。

>>黒豆茶で便秘解消できる?朝、腸を動かす重要性

4.植物性たんぱく質

最後に1つ大事なことです。黒豆が色々な栄養を含んでいたとしても、実際は毎日バランスよい食事をしなければ健康にはなりません。実際色々な本を読んでも、1つの食材だけをおススメされている先生は、ほぼいないでしょう。また先生によって、おススメされる食材も違ったりするものです。

しかし、基本はきっと、こうです。

お肉も食べた方がよいし、お魚も食べた方がよいし、お野菜も食べた方がよい。そして日本人の主食であるお米も食べた方がよい。そして豆類も食べた方がよい。

バランスのよい食事ってそういうことです。

お肉はアミノ酸スコアが100の動物性たんぱく質が豊富ですが、お肉ばかり食べていると、飽和脂肪酸が過剰になります。なんでも偏りすぎはよくないですよね。

やはり植物性たんぱく質も加えてバランスをとりたい。(動物性と植物性の割合は、3:1くらいが理想。)わかっているけど、豆料理って結構大変だと思うのです。

当店の黒豆製品であれば、気楽に簡単に植物性たんぱく質を摂取できる。これも黒豆製品をご利用いただくメリットかなと思っています。

黒豆製品から気軽に豊富な栄養素を摂ろう

黒豆は、上記のとおり様々な栄養素がバランスよく含まれていますので、食生活にぜひ取り入れていただきたい食品です。当店の黒豆製品ならこういった栄養素を気軽に摂取することができます。

飽食の時代、糖質や脂質といった栄養はむしろ摂りすぎだといわれていますが、こうしたエネルギーを体内で効率的に活用するミネラルやビタミン、また食物繊維も不足しているといわれていますが、黒豆製品は私たちが普段不足しているといわれるこうした栄養素が豊富であることが最大の魅力といえます。

また黒豆はほとんどが大豆と同じ栄養素を含みますが、黒豆だけが持つ栄養素に黒豆ポリフェノール(アントシアニン)があります。ポリフェノールは、体内の細胞を錆びさせる活性酸素を抑制する役割があり、ストレス社会の今、欠かせない第7の栄養素として注目されています。

黒豆を料理として日常に採り入れるのは手間がかかると思いますが、黒豆製品なら比較的簡単に黒豆を日常生活に採り入れることができます。

毎日ではなくても結構です。栄養面で偏りがある方、バランスよい栄養を摂取したい方は、当店の黒豆製品をぜひ採り入れてみてください。