黒豆茶で高血圧の体質改善はできる?塩分摂りすぎならカリウムを補う考え方はあり

塩分過多イメージ

黒豆茶は薬ではありませんので、残念ながら高血圧を治すことはできません。 しかし、薬だけに頼るのではなく、食生活の改善で高血圧の体質を改善をしたい。 そんな方が当店の黒豆茶を採り入れてみたいと、ご利用くださいます。

下記は、当店で行った黒豆茶の大規模なご利用アンケートの集計結果ですが、実際、黒豆茶の購入目的の第1位が、高血圧の体質改善に黒豆茶を採り入れたいというものです。

黒豆茶購入目的アンケート
黒豆茶の購入目的アンケート結果

参考記事:黒豆茶とは。購入を検討されている方へ、黒豆茶の全て(黒豆茶ご利用アンケート結果)

今回は、こうした高血圧に悩まれている方や、食生活の中で塩分を摂りすぎているという方へ、黒豆茶の活用方法について解説させていただければと思います。

高血圧、そもそもの原因と対策とは?

高血圧の原因ってそもそも何なのでしょうか?色々と説はありますが、惑わされず国の指針を参考にみるのがよいでしょう。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2020」によれば、日本を始め、各国のガイドラインからみても、高血圧の予防、治療のためには、1日の食塩摂取量は6g未満が望ましいとしています。

つまり、塩分摂取過多が高血圧を招くため、食事で摂りすぎている塩分量を減らしましょうというのが対策の基本だと述べています。

日本人は知らず知らず塩分を摂りすぎている

私たちは、知らず知らずに塩分を摂りすぎている傾向にあります。昔、日本人は塩蔵(えんぞう)といって、食べ物を保存する為に塩を用いました。そういった文化であったことからも日本人は昔から塩分を多く摂る傾向がありました。

事実、日本人は塩分を摂りすぎています。

WHO(世界保健機関)が食品摂取量の目標値を1日5g未満に設定しているのに対して、日本人は平成30年度の調査でも、いまだに9~10gもの食塩を摂っています。

今も塩蔵の影響で、日本人は塩分を摂りすぎているのでしょうか?日本は醤油や味噌など塩辛い調味料を使う文化であることは確かです。しかし近年は外食やコンビニ食が多くなったことが大きな原因のひとつだと考えていいかと思います。

こういった食事には塩分が多く使われている傾向が強く、コンビニ弁当や、外食は美味しいので、たまには食べたくなりますが、そればかりに偏ると、塩分の摂りすぎになってしまいます。

塩分が多く含まれている食品を知ろう

外食に多くの塩分が使われていることは、何となく知っている方も多いでしょう。しかし、注意しなければいけないのは、塩分が多く含まれている意外な食品があるということを知っておきたいものです。

下記は塩分が多く入っている食品です。

  • かまぼこ
  • ちくわ
  • さつま揚げ
  • ハム、ウインナー
  • 食パン
  • クロワッサン
  • ゆでうどん
  • カスタードプリン
  • スポーツドリンク
  • 握り寿司
  • 牛丼
  • チャーハン
  • ラーメン

参考:日本健康マスター検定テキストより抜粋

練り物であったり、パンやうどん、スイーツにまで塩分はあらゆる食材に含まれています。参考になるのは、パッケージの後ろに記載されている栄養成分表示です。ここに記載されている食塩相当量は、2015年4月に表示が義務化されていますので、よく見てから購入しましょう。

厄介なのは外食で、ほとんどこの塩分量を知ることができませんが、ラーメンをはじめ塩分は多めであることは十分に認識する必要があります。

もしご自身の食生活を振り返ってみて

  • ラーメンなど外食が多い
  • パンやカップ麺などのコンビニ食が多い

など、偏食を感じていらっしゃる場合は、まず、食生活を見直すことから考えなければなりません。

※ラーメンは塩分が多い代表。スープは飲み干さないように!また意外なところではパンも塩分が比較的多いので注意

人間の体は、水と塩分を一定の濃度に保つようにできていますが、体内の塩分濃度が高くなると、人は塩分濃度を下げようと体内に水をため込むようになります。

これが高血圧やむくみといった悩みにつながっています。

塩分を摂りすぎている方に黒豆茶がおすすめ

日ごろ、コンビニのお弁当や外食といった偏った食生活をされている方は、健康面で色々と不安に思われていることも多いと思います。

こちらのページをご覧いただいた方は、こういった食生活の乱れを少しでも改善したいという方で、黒豆茶を活用できないかと思ってくださっている方も多いと思います。

実は、こうした悩みを抱えていらっしゃる方の多くは、黒豆茶に含まれるミネラル。特にカリウムを食事から摂取したいと思っていらっしゃいます。

カリウムは日本人に不足している栄養素ですので、黒豆茶で積極的に摂取していただきたいと思います。

黒豆茶はカリウムが豊富

塩分を気にする人が摂りたい栄養素・カリウム

塩分を気にされる方に黒豆茶をおすすめする大きな理由は、カリウムが豊富だからに他なりません。

先に紹介した厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2020」でも、WHOのガイドラインを引用し、

成人の血圧と心血管疾患、脳卒中、冠動脈性心疾患のリスクを減らすために、食物からのカリウム摂取量を増やすことを強く推奨

と明記されています。カリウムは、余分な塩分を体外に排出調整する役割があるミネラルの一種で、黒豆を含む豆類には豊富なカリウムが含まれています。このカリウムは水溶性で水に良く溶けるため、黒豆茶で摂取するのは合理的です。

カリウムの摂取目標については、

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、生活習慣病の予防を目的とした1日当たりのカリウム摂取の目標量を成人男性3,000mg以上、女性2,600mg以上としています。また、2012年に公表されたWHOのガイドラインでは、男女とも3,510mgを推奨しています。

e-ヘルスネット(厚生労働省)

と明記されています。

カリウムは色々な食品に含まれていますので、黒豆茶だけに頼る必要はありませんが、カリウム不足を「補う」という考え方をするなら、黒豆茶を利用することはおすすめだといえます。

食品成分データベースで調べたところ、炒り黒豆の100g当たりのカリウムはおおよそ2100mgとされています。当店の黒豆茶1杯で使う量はおおよそ5gと考えると、1杯につき、100~110mg程度のカリウムを補える程度と考えられます。

以上のことから、特にコンビニや外食を利用した後などに黒豆茶を飲むとカリウムが補えるので、おすすめです。

※ただし、お医者様にかかられている方は、カリウムを制限されている方もいらっしゃると聞きますので、必ず、お医者様に相談のうえ、適量を召し上がってください。

カリウムと合わせて摂りたい栄養素

カリウムと合わせて摂りたい栄養素が、黒豆ポリフェノールです。

コンビニや外食はついつい自分の好きなメニューに偏りがちです。食事から摂った過剰な糖質や脂質は肝臓でLDLコレステロールを作り、血中で酸化しプラーク化します。この過剰なLDLコレステロールの酸化を防いでくれるのが抗酸化作用があるポリフェノールです。

ポリフェノールは様々な種類があり、様々な食品から摂取することができますが、お茶から気軽にポリフェノールを摂取できるのが、黒豆茶です。黒豆ポリフェノールについては、下記記事に詳しく解説していますので、ご参考ください。

>>黒豆茶でポリフェノールを摂るのは理にかなっている。最大のメリットは習慣化

また、黒豆にはビタミンEも含まれていますで、抗酸化ビタミンであるビタミンEも一緒に摂ると尚、おすすめです。ビタミンEは脂溶性です。水に溶けない為、黒豆茶は、飲むだけでははなく、飲んだ後の黒豆も食べられる「食べられる黒豆茶」をおすすめします。

塩分摂りすぎの方は黒豆茶でカリウムを補おう

いかがでしたでしょうか?黒豆には豊富な栄養素が含まれていますが、中でもカリウムが豊富であることがわかりました。カリウムは水溶性ですから、特に塩分の多い食生活をされている方には、黒豆茶からカリウムを補うのはおすすめといえます。

コンビニや外食が多い方は偏食になりがちで、知らず知らずに塩分を摂りすぎている傾向があります。そういった塩分が多い食品もしっかり抑えながら、黒豆茶をうまく活用くださればなと思います。

黒豆茶はカリウム以外のミネラルも豊富に含まれていますし、ポリフェノール、食物繊維やビタミン類も含まれ、良質のたんぱく源でもあります。ぜひ飲むだけではなく、飲んだ後の黒豆も食べてほしいと思います。

黒豆茶の栄養についてよくわかる関連記事

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020」